建ててから後悔しないために・・・建物に適した地盤と基礎について知ろう!
2016年10月13日
最近は自然災害がいつ起こるかわからない時代で、特に気になる自然災害というと地震大国であることから地震には注意しなくてはなりません。これから住む住まいにも耐震工事のことであったり地盤や地層のことなど、住む地域ごとの情報というのを知っておく必要があります。緑豊かな練馬はまた住みたい町としても人気がありますが、緑が豊かなことと自然災害に強い町かというのは比例するわけではないので基礎知識は学んでおくといいでしょう。
まず始めに新しい住まいを建てるときはその建てる地域の地盤を知ることで、基本的には一番下が洪積次に沖積そして砂れきがあり表層地盤の上に表土があります。この沖積層というのは河川からの土や泥といった層になりますので、岩盤や砂れきである洪積よりもはるかに弱い層ということになるそうです。この沖積層は都心にもよく見られる地層でもありますので、建物を建てるときには沖積層よりも下に基礎杭を打つようにしないといけません。ですから住まいを建てる前には地層のことを調べてから形を作っていくようにするといいそうです。マンションの場合も事前に調べておくのがいいでしょう。
地層のことなどをいくら調べてもやはりプロではないので、本当に大丈夫なのかどうかということは素人ではわからなかったりします。そこで素人でもわかりやすい見分け方というのがあるので、それを参考にしながら新しい住まいを建てる場所選びに役立てるといいでしょう。たとえばよく地名の中に川そして海をイメージさせるような言葉が入っていたりしますが、沼や沢そして洲という言葉が地名にある場合はもともとそのような場所ということになります。そんなときにはその町の道路や建物をよくチェックし、陥没やひび割れが出ていないかを調べておきましょう。また崖や小山造成地も不向きといえます。
人気のある住まいというと中高層マンションは設備や環境など申し分ないですが、不安であるのが地震に強いかということになるでしょう。そこで中高層マンションを建てるときの基礎部分の工事の仕方で、この基礎部分の工事には直接のものと杭のものとがあります。固い洪積の多い場所であれば直接タイプの方法になりべたや布というもので、柔らかい沖積が多い場所になれば摩擦杭や支持杭という方法で工事をします。また直接タイプそして杭タイプの基礎で工事をする場合にも注意点があり、直接タイプの場合には地盤沈下したときで、杭の場合は杭自体の問題があります。